ヨーグルトで断食しても体重が減らない原因

ヨーグルト
FASTING

ダイエットや健康を目的にファスティングを始める方の中には、ヨーグルトを摂取する断食に取り組む方が見られます。
ヨーグルトは乳酸菌が豊富というイメージがあり、腸内環境を整えるファスティングに最適と考える方は多いでしょう。

ヨーグルト

しかし、「ヨーグルト断食では体重が減らない」と失敗談を口にする方は多いので、ファスティング時の摂取はあまりおすすめできません。
今回は、ヨーグルトがファスティングに向かない理由やファスティング時におすすめの食べ物についてご紹介しましょう。

ヨーグルトファスティングとは

ヨーグルトファスティングとはその名の通り、ヨーグルトを取り入れたプチ断食です。3~4日間は固形物を食べずに、1日3食を1食あたり約200gのヨーグルトと1食あたり約200~300mlの野菜スムージーで生活する方法です。
ファスティング スムージー
ヨーグルトファスティングを実践したことでお通じが良くなり、結果的に減量に成功したという事例があります。その一方で、体重が減らなかったり、下痢になったりするなどの失敗事例も見られます。

ファスティングにヨーグルトは向かない理由

ファスティングは固形物の摂取を避け、腸内をリセットさせる役割があります。
腸内環境を整えるためには善玉菌を増やすことが重要なので、善玉菌にとって良い食べ物は断食中も摂取可能です。

ヨーグルトには善玉菌の一種である乳酸菌があるので、それだけ聞くとファスティングに向いていると感じるでしょう。
しかし、生物である乳酸菌は胃酸に弱い種類も存在するため、ヨーグルトを食べただけで増やすことは難しいです。

ヨーグルト

特にファスティング中は大量に食べてしまうと断食の意味がなくなってしまうため、食べる量は少量に。
少量のヨーグルトでは消滅する乳酸菌の数の方が多くなりやすいので、食べた意味がなくなってしまいます。

善玉菌を増やすならヨーグルトよりも腸内細菌を増やすサポートをしてくれる食べ物や飲み物の方が良いです。
また、ファスティングは内臓を休めることで、代謝酵素の働きを活発化させ、エネルギー消費の効率を高める効果があります。

空腹

そのため、ファスティング中に体内の酵素を大量消費するのは避けたいところです。
ヨーグルトは高たんぱく質の食品ですが、動物性たんぱく質にあたるので消化不良を起こしやすく、酵素を消費しやすい性質も持っているのでファスティングに不向きと言えます。

ヨーグルトで減らない理由は加糖や脂肪分のせい

ヨーグルトで体重が減らない原因は、ヨーグルトに含まれる糖分や脂肪分のせいだと考えられます。

加糖ヨーグルトのリスク

ヨーグルトは無味なので、そのままで食べるとあまり美味しくないため、砂糖やシロップを加えて食べることが多いでしょう。
適度の糖質はファスティングでも必要ですが、成功するためにはできるだけ加糖を避けなくてはなりません。

特に白砂糖は吸収分解の時に酵素をたくさん消費してしまうので、ファスティング中の摂取は控えるべき。
自然な糖質を摂取することが理想的なので、意図的に添加が必要なヨーグルトは減量の妨げになる可能性があります。

脂肪分のリスク

乳製品には脂肪分が含有しており、乳脂肪は体内に吸収されやすいので、脂肪が蓄積される恐れがあるのです。
ヨーグルトの中には脂肪分ゼロタイプもありますが、それなら摂取しても安心というわけではないので注意してください。

食後は血糖値が急激に上昇し、インスリンと呼ばれるホルモンにより低下をコントロールされています。

インスリンが大量に消費されると、脂肪を溜め込みやすくする性質があるので、消費を減らすには血糖値の急激な上昇を抑えることが重要です。
脂肪分を含む食材は血糖値が緩やかに上がる性質を持ちますが、脂肪分がないと急激に上がりやすくなってしまいます。

つまり、低脂肪ゼロタイプのヨーグルトは血糖値を上げてしまう可能性があり、その結果脂肪を溜め込んでしまうことにつながるのです。

そもそも無糖のヨーグルトは味がなくて食べ応えがないので、短期間でも3食食べ続けることは厳しいでしょう。
無理のない範囲でできるところがファスティングの魅力なので、その点でもヨーグルトは向かないと言えます。

ファスティングでも食べていい食べ物

ファスティング中に食べてはいけない食べ物は、主に体内の酵素を大量に消費してしまうものや、悪玉コレステロールや脂肪を増加させてしまうものです。
では、具体的に何を食べて良いのかご紹介しましょう。

生野菜と生果物

生野菜

生野菜や生果物は酵素をたっぷり含んでおり、体に必要な栄養素も摂取できる食材です。
酵素ファスティングを行うなら、1日あたり生野菜や生果物を半分、それに加熱食を半分食べる食事がおすすめです。

すりおろして食べるとより効率良く酵素を摂取でき、消化されやすいので酵素の無駄使いを抑えられます。
ミキサーや低速ジューサーを使えばジュースやスムージーを作れるので、生で食べるのが苦手という人に最適な摂取方法です。

野菜ジュース

時間が経つと酸化により酵素が減量するので、作りたてのものを早めに飲むようにしてください。

発酵食品

発酵食品にも酵素が豊富に含まれているので、ファスティングに最適な食材です。
さらに、善玉菌のエサとなる乳酸菌も豊富なので、腸内環境も整えられます。

納豆

乳酸菌にも動物性と植物性があり、植物性乳酸菌は腸へ生きたまま届けることが可能なので、動物性のヨーグルトよりも効率良く摂取できます。
動物性乳酸菌が多い食品は、味噌や醤油、納豆、麹、ぬか漬け、キムチ、ピクルスなどが挙げられます。

雑穀やそばなどの低GI食品

GIとは血糖値の上昇度を示す数値で、値が60以下の食べ物を低GI食品と呼びます。
血糖値の上昇でインスリンが大幅に減少すると脂肪が付きやすいので、緩やかな上昇となる低GI食品はファスティング時に食べても大丈夫です。

主食を雑穀ご飯や玄米、ライ麦パン、そば、全粒粉パスタなどに変え、白砂糖はアガベシロップやメイプルシロップに変えてみましょう。

主食は精製されていない穀物を選び、白飯を食べる時はお粥にしましょう。
重湯玄米は食物繊維やカルシウム、鉄分など一部の栄養が欠けているので、雑穀を混ぜると広く栄養を摂取できます。

短鎖脂肪酸を作る食品

黒酢
短鎖脂肪酸は大腸で作られる脂肪酸の一種で、大腸の粘膜に必要な栄養です。
短鎖脂肪酸を増やす食材とは海藻類や大麦などに含む水溶性植物繊維、梅干し、黒酢といった発酵食品になります。

アマニ油

亜麻の種子から抽出されるアマニ油は、オメガ3系脂肪酸の一種であるα-リノレン酸を摂取できます。
加熱すると酸化してしまうので、ドレッシングのように生で使うようにしましょう。

亜麻仁油

生で摂る場合はエゴマ油、シソ油、加熱に使う場合は酸化しにくい菜種油、グレープシードオイル、新紅花油、ゴマ油、玄米油がおすすめです。

酵素ドリンク

味を選ぶ

酵素ドリンクを摂取する時は、無添加のものを選びましょう。
食品添加物は酵素の働きを阻害し、ムダに消費させるので、ファスティングは無添加の酵素ドリンクにしてください。

また、白砂糖などで加糖されているものも避けるようにしましょう。

砂糖

ヨーグルトは健康や美容に良いと親しまれている食品ですが、ファスティングではなかなか活かせない可能性があります。
減量を成功させたいと思っている方はヨーグルトは避け、ご紹介した酵素や栄養が摂れるファスティングを実践してみてください。

ピックアップ記事

CONTENT