便秘の種類とリスク~ファスティングは便秘解消に効果的?

ファスティング 便秘
FASTING

ファスティングには、体内に溜まった毒素や老廃物を流すデトックスが期待されています。
断食中に酵素や乳酸菌などを摂ることで、腸内環境を良い状態に整えることが可能です。

腸内環境が良くなれば頑固な便秘体質の改善も期待されますが、本当にそんなことが可能なのか気になっている方も多いでしょう。
今回は便秘になってしまう原因や放置のリスク、改善にファスティングが良い理由などをご紹介していきます。

便秘の原因とは?

便秘は主に数日間便が出ない、便が硬くて排便が困難な状態を指します。
通常なら腸が正常に働いていれば、1日に3回から週に3日ほどぜん動運動が起き、排便に至るとされています。
つまり、一般的に週3回の排便がない状態を便秘と言います。

空腹
便秘の原因は主に直腸や肛門周りの筋肉や感覚の低下、大腸のぜん動運動の低下、食事量や水分不足、病気の影響など様々です。
さらに、原因が明確なものとはっきりしていないものに分けられるので、それぞれの特徴を見てみましょう。

機能性便秘

一般的に多いとされているのが原因がはっきりしない機能性便秘です。
主に不規則な生活や食事、運動不足などの生活習慣、またはストレスなどの影響で腸の働きが低下することで起きる便秘になります。

便秘型IBS

こちらも原因がはっきりしないタイプの便秘で、ストレスで発生しやすい過敏性腸症候群の1つです。
便秘や腹痛、腹部の不快感といった症状が繰り返し発生する特徴があります。

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器質性便秘

大腸がんやクローン病といった腸の病気で構造に異変が起き、便の通りが悪くなってしまう便秘です。
腸閉塞に悪化してしまう可能性があるので、放置しないようにしましょう。

症候性便秘

糖尿病やパーキンソン病など内科的疾患で起きる便秘で、こちらも腸閉塞を招く恐れがあります。
強い腹痛や吐き気を起こすことがあるので、そのような症状が表れた時はすぐに病院へ相談してください。

薬剤性便秘

服用する薬の影響で起きる便秘で、抗コリン薬や抗うつ薬などの服用でよく起きるとされています。

便秘になりやすい人の特徴

病気や薬の影響により便秘は起きますが、最も多い原因は食事や生活習慣です。
具体的にどんな人が便秘になりやすいのか、その特徴をご紹介しましょう。

便秘

食物繊維をあまり摂らない食事をしがちの人

正常な便なら8割は水分で、残りは食物繊維などの食べかすや古い腸粘膜、腸内細菌などで構成されています。
食物繊維は体内で吸収されず、有害物を吸着して便と共に排出される役割を持つのです。
不足すると便の量が減り、排便回数の減少で結果的に便秘となってしまいます。

食事量が少ない

ダイエットなどを理由に大幅な食事の量を減らしている人も注意です。
食べる量が少ないと便が生成されず、悪玉菌が有害物質を放出しやすい環境を作ってしまいます。
便秘になるだけではなく、エネルギー代謝の低下も招くので逆に痩せにくい体質になってしまう可能性があるでしょう。

水分補給が少ない人

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主成分が水分であるため、水分不足だと便が生成されなくなってしまいます。
水分をしっかり摂っている人でも、汗をかきやすい人は汗で水分を出してしまうため、こまめな補給が必要です。

普段からあまり運動しない人

筋肉の働きによりぜん動運動が起きるため、運動不足だと筋肉が衰えている可能性が高いです。
ぜん動運動を活発化させるには、運動で筋肉を鍛えることも重要と言えます。

ストレスを溜め込みやすい人

ストレス
ストレスは自律神経のバランスを乱し、その影響で腸の動きが悪くなってしまうことがあります。
腸の動きが悪くなるとぜん動運動だけではなく、便が作られにくくなって便秘を招いてしまうのです。
ストレスを溜め込んでしまわないように、発散するようにしましょう。

便秘の放置は危険

便秘というとダイエットや肌に良くないとされていますが、それ以外にも危ないリスクが潜んでいます。
腸に残った便は水分を奪われ続け、ますます硬くなるので排便が困難になります。

そのまま放置すれば肛門や直腸付近は炎症を起こし、イボ痔や切れ痔などを起こしやすくなるでしょう。
肛門周りの皮膚は痛みに対して敏感なので、痛みが嫌だからと排便を避ければ症状は悪化する一方で、便秘が起こりやすい悪循環となります。

長期間滞留する便を宿便と呼ばれ、腸壁を圧迫することで血液低下を起こし、潰瘍を生成してしまう危険性もあります。
他にも、膀胱の圧迫や結腸の破裂などの危険性があるので、便秘は甘く見ず早期の改善を目指しましょう。

ファスティングは便秘改善に最適

ファスティングとは

便秘は薬を使うなど改善する方法は様々なものがありますが、内臓を休ませるファスティングもおすすめです。
現代人は過食傾向が強く、消化吸収に関わる胃や腸は常に働いている状態になりやすいと言われています。
ファスティングで短期間内臓を休ませることで、胃腸の本来の機能を回復させることができ、消化機能や吸収力の向上につながります。

胃腸機能の低下はぜん動運動にも悪影響を与え、便秘を招く原因となるので、ファスティングは機能改善に最適なのです。

断食というと水以外を摂らないイメージがありますが、ファスティングは酵素や食物繊維を含む生野菜、生果物、善玉菌を増やす発酵食品、食後の血糖値上昇が緩やかな低GI食品などの摂取が可能です。

善玉菌や酵素を補う食事を取り入れると断食に対するストレスを緩和でき、同時に腸内環境が良くなるので、結果的に便秘体質の改善につながるのです。
ただ、ファスティングも1回だけで改善できるものではなく、再び乱れた生活を送ると便秘体質に戻ってしまう可能性があります。
ファスティングは定期的に行い、普段の生活でも便秘になる原因を排除していくことが大切です。

ファスティングで便秘を起こすことがある?

ファスティング中は通常よりも食事量が大幅に減るため、逆に便秘になるのではと懸念される方は多いでしょう。
固形物を摂取しないのでファスティング中は便通が減ったり、出ないケースもあります。
ただ、便には死んだ腸内細菌も混ざっているので、普段から便通が良い方は期間中もちゃんと出るケースもあります。

ファスティング 便秘

ファスティング中や終了後の排便の調子は個人差がありますが、便秘になってしまう可能性は高いです。
しかし、通常食に戻れば活発になった胃腸は便を生成してくれるので、特に心配する必要はありません。

逆に水分を中心に摂るので軟便となり、下痢を起こすこともありますが、それも普通食に戻ると改善されます。
ファスティング後に便秘を起こした場合は、回復食を工夫してみましょう。

回復食期間中はたんぱく質が多い肉や炭水化物は悪玉菌を急激に増加させる原因となるので、味噌や納豆、ぬか漬けなどの発酵食品、生野菜を積極的に取ってください。
消化の良い食事がポイントで、生野菜はスムージーにしても良いです。

野菜ジュース
それでも便秘になった時は消化酵素が豊富で、宿便を柔らかくするキウイフルーツを1日1個食べることもおすすめです。
キウイフルーツが苦手な方はパイナップルや青パパイヤでも代用できます。
クエン酸や食物繊維を腸をきれいにしてくれるので、大根の煮汁に潰した梅肉を加えた梅湯も取り入れてみましょう。

飲む量は1杯あたり500cc程で、2杯目は生野菜や果物と一緒に摂取してください。通常は2~3杯で便意が促されるとされていますが、人によっては4杯以上飲む必要があります。

散歩や軽く運動をして、胃腸に刺激を与えるのも良いでしょう。
梅湯は半強制的に排出を促すため、腸が荒れやすい状態となってしまいます。
そのため、1週間はアルコールや炭酸、香辛料、動物性食品など胃腸に刺激を与えるものや、刺激が強いものを食べるのは避けてください。

ファスティング中は軽い運動ならOK

便秘の原因には運動不足もあります。
ファスティング中は筋肉や心臓に負担をかけやすい激しい運動は避けるべきですが、短時間のウォーキングやストレッチ、ヨガなど軽い運動なら問題はありません。

ホルモンバランス
ストレッチやヨガの中には胃腸の働きを促し、便秘改善につながるものもあるので、取り入れてみると良いでしょう。
無理に運動をするとストレスを溜め込んでしまうので、負担にならない程度に行ってみてください。
軽い体を動かしただけでも汗で水分が失われている可能性があるため、運動前後の水分補給も大切です。

便秘は経験者が多い体の不調であり、放置を続けると状態は悪化する一方なので改善が望ましいです。
ファスティングで腸内環境を整えることができれば、ずっと悩みであった便秘体質の改善につながると期待できます。
他にもダイエットや美肌づくり、免疫力の向上などにも期待できるので、健康や美容にこだわりたい方はファスティングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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