ファスティングの回復食・復食期の過ごし方

重湯
FASTING

最近ファスティングが大きな注目を集めています。
体の中にある老廃物が排出され、スッキリするため魅力的だと感じる方が多いのでしょう。
しかし、ファスティングはただ断食をすれば良いというわけではありません。

準備期、ファスティング期、復食期という段階を正しく踏んでこそ、効果を感じられるようになるのです。

この3つの期間の中でも、復食期が最も辛いと言われています。
今回は、ファスティングの復食期に摂取する回復食としてどういったものを摂取するべきなのか、何日程度復食期を設けた方が良いのかなど、詳しく解説していきましょう。

知っておきたい回復食の基本的な知識

ファスティングは、一定期間食事を取らなければ良いというわけではなく、回復食へ移行する復食期まで終えることで、一通り終わったことになります。
回復食は、ファスティングを終えてから食べる食事のことで、普段と同じような食事をしてはいけません。

なぜなら、胃の中が空になっているため、急に普段通りの食事をしてしまうと体に大きな負担がかかってしまうからです。

ファスティングを行う方の多くは美容や健康増進を目的としているため、回復食にはお粥や重湯を用いるでしょう。
ダイエット目的でファスティングをしている場合は、タンパク質を一気に摂取することでリバウンドの可能性を高めてしまいます。


そのため、どのような目的でファスティングを行っているかによっても適した回復食が異なるのです。
例えば、急にたくさんのタンパク質を摂取しなければリバウンドしてしまうリスクも低いので、少しずつ摂取量を増やすようにしてみてください。
このような基本的な知識を知っておけば、ファスティング成功の大きなカギを握っている復食期も乗り越えることができ、効果を実感できるでしょう。

回復食におすすめの食材とそうではない食材

復食期は、ファスティングの成功のカギを握っている期間。
つまり、その時に食べる回復食が非常に重要です。
まずは、回復食におすすめの食材とそうではない食材をご紹介しましょう。

回復食におすすめの食材

ファスティング終了後のはじめての食事は、おもゆが理想的です。

重湯
そして、2回目以降の食事は具を入れないお味噌汁やおかゆを。
ゆっくり休めた内臓に負担をかけないよう、少しずつ食べていくことが重要です。

2日目以降の回復食におすすめの食材は、白菜やほうれん草、豆腐、味噌、ワカメ、豆類などが挙げられます。
これらをそえて、おかゆをゆっくりと食べるようにしましょう。

ただし、考え方によっては食物繊維が豊富な食材を急に食べるのは良くないという見方をする方もいます。

そのため、一概にどの方法が良いと言い切れない部分もありますが、野菜などをスムージーやフレッシュジュースにして摂取すれば体への負担も少なくなり、消化もされやすいのでおすすめです。
さらに、「ことまごはやさしい(穀類、唐辛子、豆、ゴマ、ワカメ、野菜、魚、しいたけ、いも)」を意識した食事を取ることも大切なポイントになります。

まごはやさしい

回復食におすすめできない食材

次に、回復食におすすめできない食材をご紹介しておきましょう。
回復食におすすめできない食材には、肉類や揚げ物、お菓子、乳製品、カフェインを含む飲み物など。

コーヒー

ファスティング期が終われば安心してしまいますが、まずは消化しやすいものから少しずつ食べ始めなければリバウンドの可能性を高めることになってしまい、ファスティングをした意味がなくなってしまいます。
また、塩分が多い料理はむくみやすくなってしまうため避けるようにしましょう。

回復食は、ファスティングを成功させるための大きなポイントになります。
ここで紹介したような食材をメインで使うように意識し、ファスティングの効果を実感できるようにしましょう。

ファスティングは回復食が重要だと言われている理由とは

次に、ファスティングは回復食が重要だと言われている理由についてご紹介していきましょう。

リバウンドを防ぐ

ファスティングは、美容や健康、ダイエットのために行われます。
ダイエット目的でファスティングしている方は特にリバウンドをしたくないと考えているでしょう。

腸内環境
回復食で少しずつ普段の食事に戻していくことによって、ファスティング期間中休めた胃腸に負担を与えないようにしましょう。
急激に普段の食事に戻してしまうと、胃腸に大きな負担となりリバウンドしやすくなるだけでなく、ファスティング自体が失敗に終わることとなってしまいます。

食べ過ぎてしまうことを防ぐ

ファスティング期が終了すると、復食期へと移った時、多くの方はお腹が空いていると感じるでしょう。
そのため、食事が摂れると思うと、ついつい食べすぎてしまうケースも。

ファスティングの復食期は、いわばファスティングの仕上げ。
焦って食事を摂りすぎないように心掛けておきましょう。

復食期は何日くらい必要?

3日以上のファスティングを行った場合には、複食期を2~3日間は設けるようにしましょう。

公認ファスティングカウンセラー®それまで数日間、飲み物しか摂取していなかったところに固形物が入ってくると、うまく消化ができない可能性があります。
また、復食期の3日間を経過したとしても、急にがっつり食事を摂ることは控えましょう。

肉料理や揚げ物などが食べたくなるケースも少なくないのですが、せっかくデトックスできた体に負担をかけるのはよくありません。

カフェインやアルコールも体への負担が大きいため、復食期を終えてすぐに再開しないようにしましょう。
少しずつ摂取し、体を慣らしていくことが重要です。

回復食の期間を長くすることによって、体への負担が軽減するだけではなく、ファスティングの効果を実感しやすくなるというメリットもあります。
回復食は面倒だと感じてしまう方もいるかもしれませんが、とても重要な機関であることを覚えておき、後悔しないような復食期を過ごすことが重要。

もしも、回復食で悩んでいるのであれば、ファスティングや酵素栄養学に関する知識を持つプロに相談してみるという方法もあります。
プロは一人ひとりに合う的確なアドバイスをしてくれるため、役に立つ情報を手に入れられるでしょう。

ファスティングは、私たちの健康や美容のためのサポーター。
上手にファスティングするコツは、ただ断食をするだけではなく、準備期や復食期の重要性についてもしっかりと把握しておくことです。

ファスティングの中でも特に重要だと言われている復食期の回復食に関する知識も身に付け、効果を実感できるようなファスティングを実践しましょう。

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